保健学科長 清水 昭彦
今年も11月8日(金)~10日(日)第69回医学祭が開催されることになりました。今年のテーマは「HEART BEAT ~医心躍動~」と聞いています。きっと楽しい医学祭になると期待しています。
日本は、東日本大震災大地震と大津波の災害、それに引き続いて起こった福島の原子力発電所からの放射能漏れからの復興に未だあえいでいます。ただ、2020年の東京オリンピック開催決定や安部総理のアベノミクス効果による経済の上向き傾向など、未来に少し明るい兆しも出てきています。
この医学祭においては、“医心躍動”医心がテーマになっています。医術、医学とは何かをもう一度自分に問うて、一人一人が何をすべきか考え、目的に向かい、努力し、目的を達して、躍動や喜びをえるようにしたいものです。
医学祭は、一般・市民の人に大学のキャンパスを開放して、講演や展示あるいは簡単な検査などのデモを通じて、交流を図ることを目的としています。また、ご両親や知人に、医学祭を通して、現在の自分を見分してもらおうと考えている人もいるでしょう。今年も学生だけでなく一般の方たちとも交流ができるような企画が色々と計画されていると思います。保健学科としても、それらの企画に、全面的に協力したいと思っています。
医学祭当日も、実行委員や各パートの担当者は大変と思いますが、恐らく、医学祭の準備や設定の方も大変なことと思います。みんなで計画し、それを実行できる準備を行っていき、それを成し遂げる。この過程は、みなさんが将来かかわる研究や、人生そのものにも似ています。その過程を楽しむことは、将来、皆さんが生きていく自信となるでしょう。また、先輩・後輩あるいは同級生と共同して、医学祭をより実りのあるものにする努力・経験は、貴重なものとなっていくでしょう。
最後に、第69回の医学祭があなた方にとって、また、来場して下さる方々にとって、楽しく、有意義なものになること祈念しております。