会長 米田 純子
山口大学医学部第69回医学祭の開催を心よりお慶び申しあげます。この第69回医学祭が大成功となることを願っております。
一昨年3月に東日本に甚大な被害をもたらした大震災復活もまだままならない今年、また中国地方、山口県も甚大な被害を受けてしまいました。この悲惨な災害にもめげず地域住民の方々は明日の発展を望みつつ、日夜復興に頑張っておられます。合わせて多くのボランティアの方も被災地復興支援に参加されました。今こそ国民皆が力を合わせて頑張らなければならないときであり、医学部医学科・保健学科の学生さんの若い力への期待は大きなものがあると思います。
今年の医学祭のテーマは「 HEART BEAT ー医心躍動ー 」。
すばらしいテーマですね。医学祭の企画内容に大きな期待を持ちました。
保健・医療の現場では、科学技術の進歩に合わせて、高度な専門的知識・技術、深い人間愛に満ちた医療が求められています。
山口大学医学部は、「医療」、「研究」、「教育・研修」の各分野において、国立大学の中でも特に輝かしい活躍、実績があります。このことは、母校のますますの発展を意味しており、本当に誇らしく喜ばしいことだと思っています。
患者さんのQOLを重視した医療を提供していくにあたって、医療に携わるメンバーのチームワークはとても重要だと考えます。
幸い山口大学医学部は「ひとを育てるのは人である」という歴史的に続いている理念のもとに、優れた教職員が配置されており、多くの優秀な卒業生が送り出され活躍されています。
我々同窓生一同は、若い学生さん達の ”未来の世代が将来を支える”というこの躍動感に期待しています。是非頑張っていただきたいと思います。
毎年開かれますこの祭典は、「市民と学生との交流を深める」という医学祭の理念のもとに開催されます。山口大学の卒業生として、宇部の一般市民として、学生の皆さんの活躍に期待しています。
最後になりましたが、今回の第69回医学祭が将来に向けて、躍進できる素晴らしい機会になることを心より祈念しております。
平成25年9月
─第69回医学祭を祝って─
山口大学医学部保健学科同窓会 双樹会